学院長からのメッセージ 〜教育改革の原点は対話の力にある〜

人間関係が希薄になったとか

コミュニケーション力に欠けるとか

簡単には治療できない

癌のような病に侵されている私達

餓死するわけでも

寒さに震えるほどに身に付ける物がないわけでも

衣食住に事欠くほどの苦しみがあるわけでもないのに

夢がない

希望がない

人間が嫌いだ

ネットやテレビや新聞雑誌を賑わしているのは

年寄りや赤ん坊など

弱い者へのイジメや虐待

年を取る事が悪であるかのように

この世に生まれることが迷惑であるかのように

自分勝手で

自分中心の個人主義

お金が関与しなければ

「おもてなし」とか「おもいやり」なんて

綺麗事にしか聞こえない

お年寄りは一家の大黒柱で御隠居様と呼ばれていた時代

子供が生まれると向こう三軒両隣

親戚一同こぞってお祝いをした時代

貧しいけど誰も本当は貧しくなかった

「名もなく貧しく美しい」時代

心にも

野山にも

白砂青松の青い海

あの古里を愛した僕らは何処へ行ってしまったのだろう

3千年もの歴史の足跡をかき消したのは誰だろう

こんな間違った文明の病を治す方法は唯一つ

対話をデザインした処方箋

4つの対話という薬

1)他人との対話

2)自分との対話

3)自然との対話

4)異文化との対話

全体の姿が見えてくるテーブルを支える4つの対話

iBS外語学院の青春は

日本という美しい古里を取り戻すために

世界に飛び出し

外の世界から日本を眺めて

日本人が本来持っていた

自分・他人・自然との対話を取り戻し

培った異文化との対話力で

地球の平和を模索し始めた

教育改革の原点は対話の力にある

 

比較文化研究所 南アカデミー iBS外語学院 

学院長 南 徹